現状は維持するに値するものなのかを確かめる方法。あなたは今しあわせですか?

誰に言われるまでもなく、自分を変えるのは難しい。思考は知らず知らずのうちに「枠」を作り、新しいことをすることへの恐れからどうしても現状維持を選んでしまいやすい。いや、より正確に言うならば、現状を手放すことへの恐れから、新しい考え方やそれに伴う行動を選択するのをためらってしまう。

しかし、ぜひここでいちど冷静になって、自分自身に問いかけてみてほしい。あなたの「現状」は本当にこのまま「維持」するに値するものだろうか?

未来は常に現在から創られているのだから、本来はどんな未来を目指すこともできる。しかし、過去を意識から外すのは特にひとにとっては容易ではないため、放っておくと結果としてある一定の「惰性」が生まれてしまう。

では、このまま行くと人間社会はどうなってしまうのだろうか?このまま惰性に乗って行けば、人類は自然を破壊し続けながら人口を増加させ、最終的に自らの首を絞めるかたちで自壊する。この予測は、冷静に社会を見渡せば誰にでもできるものではないだろうか? もしそうでないとしたら、あなたは現実を見ていないか、未来などどうなってもいいと思っているのかのどちらかだと思われる。素直に見れば、人間社会はこのような「惰性」の上にあるとは思わないだろうか?

企業はリストラを続け、なおも利益を減らし続けている。国の借金はどこも積み上がる一方だ。特に日本の場合、その借金額はもう尋常の域をはるかに超えている。日本ではもうほとんど「戦争」を意識することもないかに見えたが、なんのことはない、「武力戦争」が「経済戦争」に変わっただけだ。そのような「経済戦争」は「グローバル経済」と名を変えて刻々と続けられている。さらには、「武力戦争」そのものでさえなにかの拍子で起きてもおかしくないのではないかという雰囲気がある。こんな「現状」を、あなたはどう思うだろうか?

それに、今の現状は本当に維持するに値するのかを確かめるのには、もっと簡単な方法がある。自分にこう訊いてみればいい。

あなたは今しあわせですか?

この問いに自信を持って

はい!

と答えられるなら、あなたの「現状」はぜひとも維持されるべきものだ。むしろ、維持する方向に努力したほうがいい。だが、もし答えが

いいえ

なら、それはあなたが変わるべきときに来ていることを意味する。

どうだろう、この社会のなかで、現状のなかで、あなたは今、本当にしあわせだろうか? 答えを持っているのは、他の誰でもない、あなた自身だ。それに、どう変わればより喜びが多くなるのかの答えもまた、誰に言われるまでもなくあなた自身のなかにあるはずだ。ただ、素直になって耳を澄ませば……。