外から取り込まれるものよりも、内側から生まれるもののほうが強力だ

放射線、PM2.5、電磁波、農薬、食品添加物……。これらのものはすべて私たちのからだへの有害性が取り沙汰されている。しかし、最も慎重な立場を採るひとたちでさえ、これらから完全に逃れることはほぼ不可能だと言える。これが、「経済発展」の名のもとに自然破壊を続けている現代文明の宿命である。そしてその基本姿勢が変わらない限り、これらの問題因子はどんどん増えていくことだろう。

ただ、私たちもまったく無防備でいるしかないわけではない。生活習慣でその影響を緩和できることはもちろん、私たちの「からだ」そのものが、なにより優れた抵抗力を持っているからだ。それは免疫力であり、老廃物や有害物質を排泄する力であり、自然治癒力でもある。これらが複合的にはたらいているおかげで、私たちは多少の有害物質を取り込んでしまったからといって即座に深刻なダメージを受けなくて済むようになっている。

だから、私たちは外から取り込まれるものに対してはそれなりに強いと言える。しかし、私たちに影響を与えるものはいつも外からやって来るとは限らない。むしろ、それ以上に注意を払わなければいけないのは、私たちの「内側」から沸き上がってくるものだ。それは「負の念」である。「放射線」以上に「怒り」が危険なものかもしれないというのはすぐには受け入れ難いかもしれないが、冷静に考えてみると決して、あり得ない話でもないのである。

負の念を感じたとき、私たちのからだには様々な影響が現れる。たとえば怒りを感じているとき、私たちの判断力は低下し、からだは強張り、自律神経は変調をきたす。これは即効性のある害であり、その意味で農薬などの比ではない。また、広義の「ストレス」があらゆる病気や不調の原因になり得ることは、もはや誰もが知っていることだ。そして、これらに対してはいかに優れた私たちの「免疫力」も、その力を充分に発揮できない。なぜなら、それらは私たちの内部から生み出されたものであり、「精神」の力によってしか制御できないものであるからである。どれだけ外敵に対する防備を固めても、味方から反乱を起こされてはたまったものではない。そして実際に、そのような原因で心身を傷めるひとびとが、現代にはたくさんいるのである。

このことは真剣に考えるに値する。どれだけ有機食品を採り入れ、自然に近い生きかたをしようとしてみても、一方で誰かを憎んだり、喜びを感じられない生きかたを続けていたりするのなら、総合的にはマイナスである可能性もある。逆に、多少の有害物質を受けたとしても、毎日を喜びのなかで生きていれば、あなたのからだは最大限の能力を発揮し、その負の影響を最小限に留めることができるのである。

また、外部環境を整えるのに比べ、内面を変えるのはやろうと思えばすぐにでもできる。カネも時間も必要ない。ただ、だからといって簡単だとは言えないし、誰も自分の代わりにやることはできない。だが、だからこそやる意味があるし、やる必要があるとも言える。そして、最初の1歩さえ自分で踏み出せば、あとはあなたひとりではなく、守護霊なども含めた多くの方々が、必ず後押しをしてくれるのである。

それに、自分と同じ時代に生まれているひとたちは、多かれ少なかれ似たような悩みを抱えているものだ。私ももちろんそうだ。だが、大切なことは

喜びを大きくしよう

と決意することだ。これを本気で決意することがなにより難しいとさえ言えるのだが、これができればすべてが変わる。それはあなたの生きかたを変え、からだを変え、未来を変えるだろう。そしてあなたは社会を、世界を変えるだろう。なぜなら自分が真に喜んで生きようと思うなら、こんな世界で満足するわけがないからである。その道のりにはもちろん紆余曲折や障碍もあるだろう。しかしあなたはひとりではない。もしそのときに少しでも私が役立てることがあるのなら、それは私にとってなによりの喜びだ。ひとりひとりの力は小さくても、それが集まれば大きなうねりを生み出す。そこからどんな未来が生まれるのだろう?私はそれを思うだけで、楽しみでしかたがないのである。