霊能力を得たいなら、善悪様々な霊存在との出会いを覚悟することだ

先日あるひとから、

自分の守護霊と自分の力で対話できるようになりたいのですが、どうすればいいのでしょうか?

という相談のメールをいただいた。初めてのお相手だったので、ひとまず私から確認のメールを送り、無事届いたら返信してほしい旨を伝えたのだが、現時点でまだ返信はない。だからもしこれを見ていたら再度メールボックスを確認して連絡してほしいのだが、同じような想いを持つ方々は他にもいるかもしれない。実のところこのような問いに対する私の立場はこれまでにも何度も書いてきた。

先日あるひとから、 自分の守護霊と自分の力で対話できるようになりたいのですが、どうすればいいのでしょうか? という相談のメールを...

だがどれほど書いても不充分なほど重要でもあるので、ここで改めて私の意見を書いてみたいと思う。結論から言えば、私が最も伝えたいことは、

守護霊は誰にでも付いている。そして誰でも望めば霊媒師になれる。だから誰でも守護霊と対話できるようにはなれるのだが、霊能力を得たいなら、善悪様々な霊存在との出会いを覚悟することが必要であることは肝に銘じてほしい

ということなのである。

もしあなたが1日を家のなかだけで過ごしたとしたら、見知らぬひとと出会うことはそれほど多くはないだろう。だが一歩外に出れば、そこには様々なひとびとがいる。あなたと価値観が違うひとややけに攻撃的なひととも出会って面食らうかもしれない。逆に、とても親切で好意的に接してくれるひとと出会って友人になることもあるかもしれない。善くも悪くも、生きていればなにが起こるかはわからないものなのである。

ここで視点を少し変えてみると、霊的に見れば現代の私たちの多くは「家のなかだけで過ごすひと」のようなものだと言える。それだけではなく、

「外の世界があること自体を知らない」

というような状態ですらある。だが、こちらが気付いていなくても外にいるひとにはあなたの「家」が見えている。だからときに「訪問者」があることもある。この「外の世界の住人」こそが霊存在であると思えばおわかりいただけるだろうか?

私たちの多くは「家」から出たことがない。だからそもそも「玄関口」があることすら知らない。「鍵」の閉めかたも、開けかたも知らない。だから家のなかだけで完結した世界観を築き上げ、そこで生まれて、そこで死んでいくのである。だが、なかには「外の世界」の存在に気付き、それを信じ、外の世界に飛び出そうとするひとも出てくる。それが

霊能力を得たい

という想いだと言ってもいい。

しかし、冷静に考えれば当然のことなのだが、外の世界の住人がみんなあなたに好意的な、親切で優しいひとであるわけではない。あなたを利用しようとするひともいる。あなたが持っているものを奪おうとするひともいる。ましてや外の世界はあなたにとって「未知の世界」であるのだから、そこに踏み出すのならそれ相応の準備と覚悟が必要なのである。

外の世界を知っているひとがあまりにも少ない現状に問題があるのは確かだ。それに、いずれは必ずみなが外の世界を理解するようになる。しかし、現時点ではまだまだ「先駆けの冒険者」である立場に身を置こうとするのに、中途半端な決意ではなにも得られないどころか、却って傷つくだけなのである。守護霊と対話してみたいという気持ちはわかる。ただ、一足飛びでそこに行こうとする前に、まず自分自身にこう問う必要がある。

本気なのか?どこまでの覚悟があるのか?

と。すべての話はそれからなのだ。

こういったことを踏まえてもらったうえで、まず第1歩となるのは、どんなときもあなたの思考には守護霊の想いが流れ込んでいるということを理解し、自覚することだ。そして、数ある想いや思考のなかから、自分が最も喜びと感じられるものを選び、行動に反映させていけばいい。それができれば、必ず守護霊もともに喜んでくれるし、互いの絆はますます深くなっていく。これはこのうえなく素晴らしいことである。

ただあなたはこう言うかもしれない。

そうは言っても、私は具体的な守護霊の言葉を聴いてみたいのだ。自分で対話できるようになるには時間がかかると言うなら、どうすればいいというのか?

と。それなら、私があなたの守護霊の言葉を伝えることはできる。それが「霊媒師」の役割のひとつでもあるのだから。だが、ここで理解しておいてほしいことは、守護霊はあなたの「主体」を奪うことはしないということだ。あなたの人生の最終責任者はあなたなのであって、守護霊ではないのである。だからたとえば、

この道を左に行くべきか? それとも右に行くべきか?

明日の晩ご飯はなにがいいだろう?

といった質問に守護霊が答えることはまずない。彼らの言葉はあなたにとって必要で意味のあるものではあるが、あなたが期待するよりももっと「大まかで総合的なこと」であることが多いと思っていれば間違いない。だから、見かたによっては

誰にでも当てはまることを言っているだけではないのか?

と思えてしまうかもしれない。だがそれに反論できる明快な根拠を示すことは、私にはできないのである。

あるいは、守護霊の言葉に過度に依存して、それなしにはなにも決められなくなってしまったりしても元も子もない。だから、私はどんな相手に対しても、ひと月に何度も守護霊の言葉を伝えるようなことは避けるようにしている。多くても年に数回も聴けば充分だし、それ以上は副作用の危険のほうが強くなると考えているからだ。それに、守護霊はあなたの「成長」をなにより強く願っている存在なので、表面的には「耳の痛い話」をされることも多い。目の前の問題の「特効薬」を与えてくれるわけでもない。あなたの「欲望」を叶えてくれるわけでもない。彼らの愛はそんなに浅いものではないのである。

だがこうしたことをすべて理解したうえで、それでもなお守護霊の言葉を聴いてみたいというのなら、私でよければ連絡してきてほしい。私にできることをする用意はある。ただ、いずれにしてもそれなりの「覚悟」はしておいてほしいのだ。霊の世界を知ることは、悪いことではない。すべきでないことでもない。しかし、あなたの人生をなんらかのかたちで変えてしまうかもしれない。「真実」とはそれだけの力を持つものなのである。

あなたには「冒険者」としての準備ができているだろうか? 新しい自分に出会う覚悟はあるだろうか? もしあるというなら、私は同じ道を行くもののひとりとして、改めてあなたにこう言いたい。私はあなたを歓迎する。ようこそ、闇の向こう側へ。