年末のごあいさつ。どうか心穏やかな新年をお迎えください

2015年もいよいよあと数日を残すだけとなりました。いかがお過ごしでしょうか? それぞれいろいろな想い出があるかと思いますが、全体として見れば、今年もやはり「激動」の1年と言える動きが続いていたかと思います。

たとえば、今年の12月16日、つい10日ほど前に、アメリカが約9年半ぶりに政策金利を引き上げました。そしてそれは、もう既に世界中に影響を及ぼしています。私は以前、

現在の社会は、「経済危機」の真っただなかだ。以前は「資本主義」に対する「社会主義」(共産主義)があり、互いに覇権を争っていたが、今や「経済」...

として「利子」(金利)の存在を挙げました。カネというものが「金本位制」といった裏付けから自由になったのももうずいぶん昔の話ですが、それが「金利」という力を得た結果、カネは「いのちを持っていないのにもかかわらず、無限に増殖し得る」という驚異的な性質を持つようになったわけです。これはまさに「奇跡」であり、「現代の魔法」と呼ぶにふさわしいものです。それは私たちの世界を、精神を、肉体さえも呑み込んで、いのちの根底から揺るがし続けています。そして「グローバル経済」とは、その動きを画期的に加速させるものなのですから、私たちの社会が「激動」を続けるのは、ごく当然の結果だと言えるでしょう。

そんななかで、私は霊媒の道を長く歩んできた「霊媒師」として、そして現金収入のうえでは「生活保護水準以下」で生活するひととして、ここで自身の想いと体験を共有するために『闇の向こう側』から文章を書いてきました。そして日々まったく変わることなく、霊存在との交流は続いています。そのなかでより明らかになったことは、

「肉体界が激しく動くとき、霊界もまた激しく動く」

ということです。

これを逆に言うと、

「霊界が激しく動くとき、肉体界もまた激しく動く」

となるわけですが、これは私の今年の体験からも深く納得できるものです。というのも、私が

前回、私は毎年最も自分が強力になるときを見計らって私の前に現れ、そして根本的な決着はつかないまままた離れていくことを繰り返してきた、霊存在の...

と書いた今年の10月は、1年のうちで最も激しく霊存在(「彼女」)に揺さぶられた月のひとつでもありましたが、それと同じくらい重要なひととの出逢いがあった月でもあったからです。あれからまだわずか2か月しか経っていませんが、この出逢いは私の人生の大きな転機になったと確信していますし、その流れは来年以降もますます拡がっていくと確信しています。そういった意味において、この10月は私にとって最も苦しい月でもありましたが、最も喜ばしい月でもあったのです。

しかし少し考えてみただけで、

「歳を重ねる」ということはまさに「死に近づく」ということだ

ということがわかります。私が今日中に死ぬ確率はほとんどないと言っていいかもしれませんが、50年先となるとその確率は格段に跳ね上がります。そして、その「50年先」(と思っていた日)が「今日」になる日は、いずれ必ずやってくるのです。さらには、「死」という終わりを迎えるまでの過程で、私たちのからだは少しずつでも確実に弱っていっています。

それだけでなく、たとえば消費税がさらに上がるのだとすれば、それは確実に私の生活に影響を及ぼすことでしょう。こうした観点から言えば、私の生活や精神状態、あるいは人生というのは、昨年よりも今年、今年よりも来年というように、日々苦しくなっていってもまったく不思議ではなく、むしろそれが自然だという結論に至ってもいいはずです。

ところが、実際の私の感覚から言えば、明らかに昨年よりも今年のほうが、生きるのがラクになっているのです。それは私のからだがよく動くようになったからでも、宝くじに当たったからでもなく、

「より多くの存在と支え合えるようになったから」

に他なりません。そこにはもちろん霊存在や、先に書いたように10月以降新たに与えられたひとびととの出逢いも含まれていますが、この『闇の向こう側』を通じての読者の方々との交流が、今年もまたさらに深められたこともとても大きいのです。

来年も、間違いなく「激動」の日々が続くことでしょう。それはこの社会のシステムが根本的に変わらない限り、もはや決して止まることはないとも思います。そして今年も、今日ももちろん明日も、日々多くのひとびとが死に、肉体を離れていっています。そのなかにはあなたにとって大切なひともいたかもしれません。あるいは、今まさにあなた自身が死の淵にいるのかもしれません。

ですがだからこそ、私はあなたにもどうか少しでも穏やかな気持ちでいてほしいと願っています。たとえ霊存在になってもできることはたくさんあります。でもまだ生きているということは、私にもあなたにもなにかこちらの世界で、肉体人としてできることがあるということでもあります。決して無理はしないでください。ですが、希望を棄てないでください。自分や世界を見放さないでください。「穏やかでいる」ということは、「現実から眼を背けた、脳天気な無責任思考」の結果生まれるものではなく、

「不屈の想いと意志、そして絶え間ない修練」

の結果獲得されるものなのです。それを独りで得るのがいかに難しいか、それは私自身も身に沁みてわかっています。だからこそ、これからも支え合っていけたらと思います。そして、あなたを支えようと思っているひと、あなたに支えられているひとはもう既にたくさんいることを、決して忘れないでください。私も、確かにそのひとりです。

今も昔もこれからも、いつも

一寸先は闇

です。私たちはかつて1度も未来を正確に言い当てることなどできませんでした。闇からは、なにが出てくるかわかりません。だから多くのひとはそこに「恐怖」を見出しました。もしかしたらその傾向はこれからもなかなか変わりそうにないかもしれません。しかし私は、これからも闇を見つめていきたいと思います。なぜなら私はそこに「希望」を見出すからです。未来は今まで私たちの楽観的な未来予測を簡単に裏切ってもきましたが、それ以上に私たちの悲観的な見通しもまた、華麗に打ち砕いてくれました。そしていつも、「意外なもの」をたくさん見せて、私たちを成長させてくれました。

それに私自身、この『闇の向こう側』がここまで長く続くことになるとは、当初まったく予想していませんでした。それはまったく「意外」なことに、数多くの方々が、このサイトを訪れ、文章を読んでくれたり、コメントやメールをくれたりなど、様々なかたちで私を支えてくださったからです。これは簡単に文章で伝えられるようなものではありませんが、それでもこの場を借りて、あなたに心から感謝を申し上げます。本当に、ありがとうございます。これからも、からだと心を大切に、それぞれの人生を生き抜いていきましょう。そしてどうか、心穏やかな新年をお迎えください。これからもよろしくお願いします。