『マレフィセント』。私はこれを観て、あふれる涙を止めることはできなかった

『マレフィセント』(Maleficent)という映画がある。これは2014年に公開されたものだが、私は今までこの作品にさしたる関心を持つこともなかった。だが、先日ひょんなことからこの作品を見ることになった私は、

なぜ、もっと早くにこれを観なかったんだろう!

と思うと同時に、その日この作品を観られたことに、深く感謝した。そして私はまるでこれは私のために作られたのではないかと思えるほど、この作品に強い感銘を、受けたのである。

私にとってこの作品は、

ある存在がいかに喜びを見出し、しかしそれを失い、穢れ、悩み苦しむか、だがいかにまたそこから這い上がり、より深い喜びへとたどり着いたかを描いたものだ

と言える。そしてわずか100分ほどのこの作品には、私が霊媒師として体験し、今も日々向き合い続けているものの、ほぼすべてが凝縮されていると言っていい。その意味でこの物語は、私にとって確かな「現実」なのである。

そんなものを観せられた私は、ただただ胸を揺さぶられ、あふれ出る涙を止めることができなかった。それはあるときは哀しみによる、痛みによる、苦しみによる涙だったか、最後にはそれがすべて、嬉し涙に変わった。そしてやはり私はこの道を進んでいこうと、改めて強く思うことができたのである。

今ではあらゆる作品の「あらすじ」や「評価」を見ることができるし、同じ作品でもそこからなにを感じるかが、ひとそれぞれであるのもわかっている。

だがそれでも、私はあなたにも、この作品を観てみてほしい。一応ここにも予告編動画を置いてはおくが、できればあまり先入観や事前情報を持たない状態で、全編を通して、これを味わってみてほしい。そして私はこの「おとぎ話」を「現実」にするために、これからも生きていこうと思う。もしそれができたなら、『闇の向こう側』と私の役割はほぼ終わったと言ってもいい。だがその道はまだまだ険しい。しかし不可能だとは思わない。だから私は私にできることを、ずっとやっていこうと思う。いつか必ず来る、その日まで。