「あなた方は、敵だったときから、私の仲間であり、親友候補でした」。そのひとが「負の霊を憎んではいない」と言い切った理由は、どこにあったのか?

先日、私は

ひとの流れというものは面白いもので、途絶えるときはしばらく誰との間でも途絶えたかと思うと、重なるときは一気に重なって、また景色を変えることが...

という文章をまとめた。そしてそのなかの最終段で、改めて私から負の霊団に対して思うことを、率直に書いた。するとそれを読んだあるひとから、とても味わい深いメールが届いたのである。

まず前提として、そのひとは今までここでも紹介した何人かのひとたちと同様、私を見つけ、受け入れ、そして私と関わりに来てくれたひとだった。そしてここ最近何度も伝えているように、私の体験を直接お話しし、関わっている負の霊団と対話し、そして守護霊さんからのメッセージを伝えるという一連の流れを、すべて見届けてもらった。

ただこの

「負の霊団と対話する」

というのがいったいどういうことなのかは、なかなか今の社会の「一般常識」のなかで生きる方々に文字だけで伝えるのが難しい部分も多いのだが、端的に述べるとすれば、やはり

「相手の想いを聴き届けたうえで、こちらの想いも率直に伝え、お互いが喜びを深められる道を見つけられるよう話し合う」

ということだと言えると思う。そしてそれが、いわゆる「除霊」(力を見せつけることで強制的に屈服させる)とは異なる、「浄霊」(導霊)の手法である。それにその実例のいくつかは、今までもここで公開してもきた。

ごく特殊な例外を別にすれば、私たちは誰も他者を積極的に傷つけたいなどとは思っていない。まして自分に近しいひとに対してはなおさらである。 ...
前回、私は毎年最も自分が強力になるときを見計らって私の前に現れ、そして根本的な決着はつかないまままた離れていくことを繰り返してきた、霊存在の...
これは、つい先日の話である。その日私は急遽連絡を受け、あるひとの霊的相談を受けることになった。そのひとは私の以前からの理解者の紹介を受け私の...

ただこの場合でもそれがすんなり簡単に終わるというわけではないし、それで相手がすぐに納得し、喜びに変われるわけではない。だからそれに関して、こないだいただいた公開コメントでも、

ところで、、、戦いの最後が気になりました。

この後、負の霊はどうなったのでしょうか?

往くべき所へ行ったのですか?

これは、つい先日の話である。その日私は急遽連絡を受け、あるひとの霊的相談を受けることになった。そのひとは私の以前からの理解者の紹介を受け私の...

という疑問が提起されていたのだが、それに対して私は、

今回私が行ったことはいわゆる「除霊」ではなく「浄霊」(導霊)というものですが、その後の扱いについてはひとによって様々だと思います。

ただ私の場合は、いくら「信念の違い」とはいえ、相手の人生を根底から変えるようなことをしておきながら、

「あとは自分でゆっくり考えなさい!」

と放置したり

「あとはよろしくお願いします」

と言って誰かに引き渡したりするのではあまりに酷だと思っていますので、基本的には彼だけでなく誰にでも

「ともかく、今までのやりかたでダメだったことは完全にわかったでしょう?だからって急に変わるのも難しいのはわかってるから、とりあえず私の傍にいて世界を新しい眼で観察しながら、今後の身の処しかたをゆっくり考えたらいいよ」

と言うようにしています。

つまり彼は今、広い意味で言う私の「守護霊」となっています。それを「往くべき所」と言っていいかは微妙ですが、彼は私に敵わなかったわけですから、私に身元を引き受けられたとしても、文句は言えないと思います。もちろん、出ていきたければ出ていってもいいのですが、他に行くところもないなら、ここもそんなに、居心地は悪くないでしょうから。

と答えた。つまり私は、

「彼らの身元を引き受けて安全を保証しながら、身の振りかたと生きかたを考えてもらう」

ということをしている。それが私にとって、最もスッキリする(腑に落ちる、後ろ髪を引かれない)方法だからだ。

そしてその過程のなかで、彼らは少しずつでも確実に変化する。私はそれを間近で見届けられて、とても嬉しいと思っているのである。

さて、まずはここまでを抑えてもらって、次は

「負の霊の性質」

について考えてみたい。これは

なぜ私たちは負の霊団の影響を受けてしまうのか?

という問いとも関わってくるのだが、これもひと言で凝縮するなら、

どこかに、彼らとの共通点(共鳴し合う部分)があるから

だと言うことができると思う。だから私はいつも、相談者のかたに対して、

これから話し合うのは、今まで、そして今この瞬間も「実際にあなた自身に関与してきた負の霊団」です。だから今回は私が間に立って話し合うとは言え、それがいかに「自分の思考」と思っていたものに食い込んでいたのか、そしてどこが彼らと共鳴していたのか、それをよくよく、検証してみてください

というように言ってから、負の霊団との話し合いの場に赴くようにしている。

すると、相談者のかたも彼らに影響されていたことを少なからず実感してくれることが多いのだが、今回メールをくれたひとの場合もそうだった。その大きな理由のひとつは、そのひとは実際にある種の「ものづくり」に関係する生きかたをしていたのだが、そんなひとに関与した負の霊団もまた、いろいろな「独創的な道具(アイテム)」を想いによって創り出したうえで、私を攻撃してきたからである。

さて、ここまでを踏まえたうえで、本題のメール(の一部)を公開する。これはご本人が、あなたに、そして私自身に考えを深めてもらえるよう、部分的にではあるが公開を申し出てくれたものである。

私自身は、正直、あなた方から迷惑をかけられたという感想を全然持てないでいます。むしろ、「こんなにもすごい物を作れる存在が私に同調してたなんて!」という事へかなりの嬉しさを感じています。

あれらの機械を構想する時の期待感、作る時の充実感、知的探究心が満たされる喜び、機能が一つできるごとに得られたであろう達成感……などは、私も似たような経験をしてきたので容易に想像できました。

むしろ私も一緒に作りたかったくらいです! もちろん、目的は変えますが(笑)

私は今まで、「誰かと一緒に」という状況に嫌悪感や苦痛を感じてきたので、なんの抵抗もなく「私も一緒に作りたかった」と思える存在と出会えたことをとてもありがたく思っています。たとえ、住むところが別次元であっても。あなたがたが存在して、私と同調してくれたことが本当に嬉しいです。

そう思ったのは、あなた方が考えを変えて以降ではありません。あなた方がどんな存在なのかを知った、その時です。それはつまり、Dilettanteさんを殺しにかかっていた、まさにその最中です。不謹慎ですが…!でも私は嬉しかったんです。不思議なくらい、憎しみは湧かず親しみしかありませんでした。あなた方は、敵だったときから、私の仲間であり、親友候補でした。

あなた方ご家族が、ものを作る喜び(他の喜びでもよいですが)へ純粋に浸っていかれることを願っています!今は楽しそうで、自分のことのようにすごく嬉しいです!!

読んでいただければわかるように、ここでいう

あなた(方ご家族)

とは私のことではない。つまりこれは、

「かつて負の霊団だったひとたちへの手紙」

のようなものである。

そして私は、この言葉に深い感銘を受けたのである。

このひとは、確かに負の霊団から影響を受けていた。そして彼らが変わり、自分自身も認識を深めたことで、かつてより確実に状態が好くなっている。それは本人がいちばん実感していることだ。しかしそれでも、このひとは負の霊団を憎んではいない。それに加えて、負の霊団を「ファミリー」という親しみを込めた愛称で呼んだうえで、こうも言っている。

仮にあのまま、悪い状態で取り憑かれてても、それがファミリーの仕業だと知ったとしても、私は調子の悪さに不満を抱きはしても彼らを憎むとかはなかったような気がしています。

他の負の霊たちもきっと、取り憑いてる相手とは本当に気が合うんだと思うんですよね。お互い状態が悪いというだけで。だから、うーん……何を言ったらいいか自分でも分かんないのですが、

負の霊団についつい居ついちゃってる存在たちも、サッサと幸せになればいいですね!└(゚∀゚)┘

これは、大きな希望ではないかと思う。それは私にとってもそうだが、それ以上にあなたにとっての希望だ。そう、今もなお負の霊として生き続けている、あなたにとってのだ。私は前回、あなたに

だからまず、自分がしあわせになることを、自分自身に対して許してあげてほしい。難しいのはわかる。私もそうだから。でもだからこそ、私はあなたを許す。ただし、「今のあなた」を許す(受け入れる)とは言っていない。ただ、今までのあなたがなんであれ、あなたが変わろうとするなら、その痛みや苦しみに、私も寄り添う。そして一緒に、しあわせになりたいと思う。一緒にだ。だから私は、あなたを許す。そして、一緒に変わろうと思う。

と伝えた。この考えは基本的に今もこれからも変わらない。そして最初に書いたように、

「自分がしあわせになることを、自分自身に対して許す」

ということ、これが最も難しいとも言える。

だがそのときに、このひとの言葉も併せてよく考えてみてほしい。そして私も、あなたのことは本当はとても愛おしい存在だと思っているのだ。それにあなたもしあわせになっていいし、素直になっていい。それなのにあなたが自他をごまかして、自分に嘘をついて逃げて、真の喜びにならないとわかっている「偽りの答え」を出そうとしているから、私はそれに、全力で反論したいだけだ。だから私は絶対に、そんなに素晴らしいあなたをごまかして偽って忘れ去ろうとしている「あなた」になど、負ける気はさらさらないのである。

私は、ときには

「あなたが関わっている肉体人の代理」

でもあるが、より本質的には

「しあわせになろうとしている素のあなた自身の代理」

でもある。そしてさらには、

「あなたの喜びが深まることを願う、多くの存在の代表」

でもある。だからあなたが誰であれ、私に対峙しようとするなら、いつもそのことを念頭にいておいてほしい。そしてあなたがどんなにあまのじゃくになっていても、私はあなたを必ず素に戻す。私はいちどたりともあなたを甘く見たことはないし、あなたたちは実際にとても強力だ。それは私が、いちばんよく知っている。だがそれでも結局は、あなたは私を潰せないだろう。なぜなら私とは、あなた自身なのだから。