半分ではなく「4分の4」のすべてを踏まえて、あなたの人生を創っていってほしい

この世界で生きていれば、おそらく10年もしないうちに、私たちの身につく基本的な世界認識がある。それは、

この世には、「いいひと」と「悪いひと」がいる

というものである。この「いいひと」と「悪いひと」というのは、さらに単純化すると(自分にとっての)「味方/敵」というふうに言い換えてもいいだろうが、私たちは実際に、このような認識を基に生きていると言ってもいいだろう。

私たちが部屋にカギをかけたりするのも、銀行の通帳や暗証番号をたくさんのひとに教えないのも、

この世には「悪いひと」がいる

という認識を保っているからである。

しかしそんなふうに

ひとを見たら泥棒と思え

渡る世間は鬼ばかり

といった考えかただけで生きていたら、誰にも心を開けなくなり、友達や話し相手さえもろくに作れない、寂しい人生になってしまう。

だから一方で私たちは、

この世には「悪いひと」もいるけれど、「いいひと」もいる

という認識を持って生きている。

そして、この世界で生きて成長するというのは、ある意味では、この「いいひと/わるいひと」という2つの両方を見つめながら、人生を創っていくということだと言ってもいいかもしれない。

この世にいるのが「いいひとだけだ」と思っても生きづらく、「悪いひとだけだ」と思っても生きづらい。だからその両面を見るんだ

というこの態度は、ある種とても「現実主義的」であり、実際に適切であるように思える。だからこそ、私たちのほとんどは、程度の差こそあれ、基本的にこのような認識を採用して生きていると言える。

だが、実のところ、この世界認識は、これでもまだ充分ではないと、私は言いたいのである。この「いいひと/悪いひと」という2つの要素は、大まかに世界を見るうえでの「4つの基本要素」のうちの2つにすぎず、その意味ではまだ「4分の2=半分」なのだ。それでは、残りの2つとはなにか?それが、「いい霊」と、「悪い霊」なのである。

この「いい霊」と、「悪い霊」というのは、それぞれ「守護霊」と「負の霊」に置き換えて呼んでも概ね差し支えない。そして「いいひと」と「悪いひと」がそうであるように、霊の場合も「いい霊」が悪くなったり、逆に「悪い霊」がいい方向に変わったりすることもある。ただこうした可変性を踏まえたうえで、

この世には(自分にとっての)「いい霊」と「悪い霊」がいる

ということ、これは世界を見渡すうえで本来見落としてはいけない、重要な2要素なのである。

だが、特に現代の日本のような社会では、この「霊」に関する2要素は、ほとんど気にされていないどころか、「存在しないもの」と見なされている。しかしこれはまるで

「わざと片眼をつぶって歩いている」

というようなものだ。これでは、視界も狭くなるし、遠近感もなにもかもつかみにくくなる。そんな状態でうまく歩けないのも、むしろ当然であると言えるだろう。

しかしもちろん、それぞれの「視力」には差がある。それはあらゆる「感受性の差」と同じことだ。だが、今のほとんどのひとたちは、自分の「感覚」が衰えてしまったことを自覚すらしていない。そしてそれだけでなく、本当には、

その感覚を閉じる(「現実」をわざと無視する)ことを選んだのは、私たち自身

なのである。

だがそれで、私たちはしあわせになっただろうか?

霊なんてものはいない!

という「世界観」は、私たちの世界に喜びを増やしたのだろうか?

私には、どうしてもそうは思えないのである。だから私はもういちど、あなたが「無視」してきたものに、眼を向けてほしいのである。

この世には、「いいひと」と「悪いひと」がいる

という認識は、そのどちらか一方だけを見るよりは、この世の実態に即した見かたである。だがそれは、「2分の2」ではなく、あくまでも「4分の2」にすぎないのだ。だから本当は、「成長した」私たちは、

この世には、「いいひと」と「悪いひと」がいる。そしてさらに、「いい霊」と「悪い霊」もいる

という認識に至らなければいけないのだ。そしてそれは誰よりも、自分自身のためである。

そのうえで、

「いいひと」と「いい霊」そして「悪いひと」と「悪い霊」は、相互に結びつき、影響し合っている

というようなことも、もちろん理解しておくといい。ただ結局のところ、その結びつきに強い/弱いの差はあっても、

この4要素(4者)のすべてに影響されて、私たちは生きている

というのが最も基本的な真実である。

それならあとはこれを踏まえたうえで、

それなら私は、このどちらとよりつながりを深めて、生きていこうか?

という問いに、真摯に向き合っていけばいい。その答えと実践が、あなたの未来を創り、育んでいく素になる。なぜならこれは他でもない、「あなたの人生」だからである。そして私も、あなたを応援する者のひとりとして、あなたの未来がこれからも少しでも多くの喜びとしあわせに彩られたものになることを、いつも心から、願っているのである。

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